Lighting Choreographer 動画まとめ

遅くなりましたが、アルスエレクトロニカ2010にてLighting Choreographerという作品の展示・パフォーマンスをしてきました。

動画をまとめておきます。


[Lighting Choreographer] Minoru Fujimoto
[Choreographer, Dancer] Minoru Fujimoto, Makoto Hirata
[Composer] Makoto Hirata


[Lighting Choreographer] Minoru Fujimoto
[Choreographer] Noriko Seki
[Dancer] Satoko Ishina
[Composer] Yukari Uto


アルスエレクトロニカにて野外パフォーマンスを行ったときに誰かが撮影してyoutubeにアップしてくれたみたいです。
映像は、ショーケースを2回くらいした後に即興で踊っている部分です。
僕はほとんど踊らず相方に任せてましたがw


僕の作品を利用してyoutubeにアップしてくれた人がいました!!!
音量に同期する電球を使っているみたいですが、音量の変化が少なくわかり辛い!(それはこっちのせいですがw)


大体の人が、これは動きに合わせて光っているの?と聞いてくるのですが、そうではありません。
専用に開発した光制御ソフトウェアを利用し、あらかじめ音楽に合わせて光のパターンを作成しています。
プロ用の作品を作る際には動きに合わせて単純に光る仕様では十分ではありません。
「腕を動かしたら腕が光る」そのようなシステムは可能ですが、それで一つの作品を作ったとして良いものができるでしょうか?
ダンサーが振付けを行う際は、自分の頭の中にある表現したいもの(意思)を動きにして表現します。
このプロジェクトでは、ダンサーの意思をより豊かに表現するために光を用いています。

光という要素を手に入れることで身体表現はどのように変化するか?

この答えはまだ誰にもわかりません。
なぜなら、人は光るという能力を持っていない。
このプロジェクトによって光が人に与える影響を模索していきます。


開発時の苦労はありすぎて書けないくらいです。ハードウェア、縫付けの問題、ソフトウェアでの無線通信などなど・・・
何度挫けそうになったか。
結局時間が足りなくて、アルスエレクトロニカが9月2日に始まったのですが3日にやっと自分が踊るパフォーマンスの光が完成しました。
4日にぶっつけ本番でパフォーマンスしたのですが、そのときの歓声と初めて自分のパフォーマンス映像を見たときの感動は忘れません。

パフォーマンスを通じて、身体と光について実験を繰り返していますが、期待しているような結果が得られるには、数年はかかるかもしれないですね。
しばらくはパフォーマンスを続けながら研究を続けていきたいと思います。